ESCAPE 3
written by cocco
※UG的要素をを若干含む内容になってます。
そういったお話が苦手な方はお戻りくださいませ。 >>back





真澄がふいに、ぎゅっとマヤの肩を抱き寄せる。
マヤは見上げると、間近に真澄の顔。
え、と思っているうちに、今日、4度目の唇。
最初はただ唇を重ね合わせていただけだが、そのうち上唇を唇で軽く吸われ舌でなぞられ、下唇を何度も甘噛みされ、
そうしているうちに薄く開いたマヤの唇に真澄の舌がすっと入ってくる。
びっくりして舌を引っ込めてしまったマヤだが、ゆっくりと誘い出すような真澄の舌にいつしか自分の舌も絡みつかせていった。
真澄の大きな右手が、マヤの首の部分をささえ。その左手は背中をゆっくりと上下に撫上げている。
その左手は何往復か背中をゆっくりと撫で、腰の部分に到達したとき、マヤのセーターの中へと滑ってきた。

「・・・ん、」

マヤはやめて、と声に出したかったが、唇は先ほどからのキスで塞がれたままだ。
唇からは二人の唾液が線を描くかのように滴り落ち、マヤの顎や首筋を濡らしている。
その唾液を真澄が唇と舌で卑猥な音を立てながら、全てを拭っていく。
真澄の唇がやっと離れたため、ようやくマヤも

「・・・速水さん、やめて。ねぇ、オネガイ・・・」

そう悲願すると真澄は一瞬マヤを見つめたものの、そんなマヤのお願いにも答えず背中に回した手をブラジャーのところまですりあげ
いとも簡単にそのホックをすっと外す。
そのまま、背中の手を前へと持っていき、外したブラジャーとセーターをたくし上げていく。

「ねぇ、速水さん!やめてったら!!!」

大きな声でマヤは真澄にもう一度声をかけるとその声に胸をつつんだ掌を止めその状態のまま、マヤの目を覗き込む。

「いや・・・か?」

そう小さく独り言のように呟くと、ひょいとマヤの体を抱え上げ寝室のベットへと運ぶ。

「マヤ・・・。」

ベットに体をそっと横たえると耳元で真澄が掠れた声で囁く。
普段は名前で呼ばれることなんて、滅多にないから耳元で息を掛けられるように優しくそんなふうに名前を呼ばれるともう、それだけでヘンな気持ちになってしまう。
真澄はマヤから体を離し、頭の横に両肘をついて、上から覗き込むような体勢をすると

「なぁ、いやだったら言ってくれ。これ以上のことはしないと誓う。ただ、オレは・・・・・」

真澄は辛そうに顔を歪めながら、マヤの瞳を覗き込む。
少しの時間、視線を合わせていたが、ぐっと唾を飲み込む音が真澄の喉から聞こえると、ふわっとマヤに覆い被さり消え入るような小さな声で

「キミを抱きたい。」


マヤの頬に、熱を帯びた真澄の頬が重なる。
そのストレートな言葉にマヤは心臓が直接刺されたかのように、ドクンっと大きく鼓動を打つ。
まるで、そこから血がドロドロと流れ出してしまっているのではないか?と錯覚を覚えるほどの痛さに眉をクっとひそめた。
少しの間、そのままでいたが思い立ったように真澄の頬をマヤは小さな掌で包み、自分の方へと向かせると、
小さく、コクンと頷き首を自分の方へ寄せて唇に唇を重ね、小さな舌を這わせていった。

重なる唇から次第に、甘い吐息が漏れ始める。
唇を重ねたまま、真澄は自分のネクタイに指をかけ、すっと外すとそのままYシャツのボタンを外し、ベットサイドへと落とした。
その後、熱い視線を交わしながら、マヤの両腕を上げさせ、セーターを脱がしていく。
先ほど外したブラジャーが後ろのホックが外れたままで小さな両肩に頼りなくぶら下がっている姿は、なんともいじらしい。
再度真澄はその唇を塞ぐと、そのままブラジャーの肩紐を優しく腕へと下げていく。
マヤは小さく横に首を振って胸を両手で隠したが、そんなかわいらしい仕草を真澄は微笑み見下ろしながら、その頼りない肩紐を完全に下へと降ろす。

「や、だ・・・。恥かしいよぅ・・・。」

胸を掌で隠しながら顔を横にそむけるマヤに

「恥かしくない。ほら、マヤ。キミにはまだまとっているものがあるだろう?」

と、胸を隠しているマヤの小さな掌をそっと掴むと、その胸の頂を優しく口に含んだ。
右の乳首を軽く甘噛みしながら、左手はマヤのスカートのファスナーへと手が伸びる。
そして、右手はマヤの柔らかい頬や唇を優しく撫上げて、時折親指をマヤの口中へと含ませる。
マヤも嫌だ嫌だといっている自分の言葉に反して、体の芯が熱く疼くような感覚に、こみ上げる唾液をただただ、ごくりと飲み込み続ける。
既にお互いの洋服は、全て脱ぎ捨てられベットの下へ形なく、投げられている。

「マヤ・・・キレイだよ。」

とうわ言のように繰り返す、真澄の熱い吐息混ざった声に首筋のあたりをぞくっと撫上げられるような変な気分になりながらも
やはり、何も身にまとっていない肢体をさらすのはどうしても恥かしい。

「速水さん・・・やっぱり、ねぇ、恥かしい、そんなにじっと見ないで・・・。」

頬をこれ以上ないほど真っ赤にし、潤んだ瞳のマヤを見て、その瞳の中に自分以外が移っていないことを確認するとフッと微笑み、
胸の頂から、程よく締まった脇腹へと舌を這わせ唇で吸い上げる。

「・・・っは、んんんっっ。」

一瞬、ビクッと身を捩じらせ、思わず自分の出してしまった声にびっくりしているのか慌てて口元に手を翳している。

「マヤ・・・だから全部を脱いだわけじゃないだろう?キミもオレもまだまとっているもの・・・ほら、この香水。」

そう言われてマヤは初めて気付く。
二つの香りが色濃く混ざっていたことに・・・。
お互いラストノートに入ったその香りは濃厚で、体温が上昇している二人の体から強く発せられている。
薄く目を開けると、目が潤んでいるのか視界がぼんやりと霞んで、そこは白っぽく幻想的な世界となっている。。
目を開けた、マヤに真澄は愛しさが溢れんばかりの視線を返すと、マヤは安心したような笑みを浮かべながらまた、瞼を閉じた。
マヤはその交じり合った香りと、真澄に否応無しに与えられる刺激を感じながら、ぼんやりと麗の言っていた

『香水なんて意味深だな。』

あの時のデパートの店員の

『お二人の香りが混ざったときまた、新たな顔を出すんですよ。』

という二人の言葉の意味が
なんとなく、今、分かったような気が、した。

― ああ、こういうことだったんだ。それを分かってて、速水さんは私にプレゼントしたの?
そう聞こうと思った途端、鋭い感覚がマヤの体を支配する。
乳房の下の部分をザラリとした舌が小刻みに動き、そしてきつく跡がつくのではないかと思うほどに何度も何度も吸い上げられた。
右手はマヤの太ももの部分をなぞっていたと思ったら、そのままマヤの身体の中心部分へと指が滑った。

「っあああああーーーーッッ!」

足をピンっと伸ばして仰け反りながら、喘声を上げた。
もう、どこからが自分の身体なのか、今こうしているのが果たして自分の身体なのか、分からなくなってきた。
ただただ、鈍い感覚と鋭い感覚が交互に、真澄の指が動くたび、そしてその唇が、舌が動くたびに押し寄せてくる。
その初めて味わう感覚に、少し怯えながらも、マヤも自分自身、こんな感覚があったんだと驚きを隠せない。
マヤの中心部分をまさぐる真澄の手からは、淫らな水音が響いている。

「ほら、これがマヤの音だよ・・・」

真澄は細く長い指をマヤの中へとゆっくり抜き差しし、その音をマヤへ聞かせる。

「あ、ふっ・・・や、やめてったら・・・っんんッ。」

腰の部分を、怪しげに揺らしながらそれでも羞恥心が捨てきれないのか、拒む言葉ばかりを並べてくるマヤに対して
真澄は両膝の裏側へと手を入れると。そのまま上に持ち上げ、マヤの中心部分をまじまじと見つめる。

「なんで、そんなにじっとみないで!!・・・お願い!!」

そう、涙ながらに訴えるマヤの声すら無視して、尚も真澄はその熱い蜜が滴り落ちる場所をじっと見つめる。

「・・・じゃあ、これでどうか?これでもその口はそんなことを言い続けるのかな?」

意地悪な微笑を一つマヤに投げかけると、その中心へ真澄は顔を埋めた。
その蕾の部分や、長い指を抜き差ししてる回りの部分を唇と舌で、時には軽く、歯を立てて卑猥な音を立てながら、執拗に攻め立てていく。

― ああ、もうだめ。何がダメなんだかわからないけど、おかしくなる・・・私の身体、おかしくなっちゃう!!

「っんーーー。ぁああッ。い、いや、は・・・やみさん、やめて、わたし身体ヘンになってる!!ぁあーーーーっ・・・」

マヤの額にはうっすらと汗が噴出し、そこに黒い艶やかな髪が束を作って、張り付いている。
そんなマヤを見て真澄は満足げに微笑み

「・・・オレもだ、マヤ。二人で一緒にヘンになろう?もっとキミを狂わせたいんだ・・・」

さらに激しく、舌を這わせる。
その瞬間。
真澄の目の前でマヤの中心部分が激しく収縮すると、大きな喘ぎ声と共に一気に透明な、粘着性のある液体を噴出した。
急にだらりと、支えていたマヤの足から、そして身体から力が抜ける。
そんなマヤを、ぎゅっと抱きしめるとマヤはぼんやりとした表情で真澄を見上げる。

「速水さん・・・なんかヘンなの。身体の力が急に抜けちゃって・・・頭が真っ白になっちゃって、力が、入らないの・・・私どうしちゃったんだろう?」

そう荒い呼吸をし、小さな胸を上下させながら一生懸命話し掛けてくるマヤを見て、益々愛おしさが募ってくる。

「マヤ・・・。ちっともヘンじゃないんだよ。いいんだ、それで。嬉しいよ、キミがそんなにも感じてくれるなんて。」

そういうと頬へ音を立ててキスをする。
その言葉にマヤも意味が分かってか、分からないのかは読み取れないが、ふわっと微笑み返した。
天使のような微笑に、真澄はまるで、全身麻酔をうけたかのように感覚が麻痺していく。
何かが、急に音を立てて崩れていくようだ。
ああ、この目の前の、こんなに、いとおしい彼女。

ダメだ・・・
そう思うと、またその首筋に舌を這わせ、音を立てるように湧き出てる泉へと指を滑らせて、達したばかりのマヤを,またも官能の海へと担ぎ出す。
一度達したマヤの身体は先ほどとは比べ物にならないほどの感応を示す。
マヤの身体も十分に解れたであろうと思われたとき、熱い吐息のような声でマヤの耳元へ囁く。
その声に、マヤは相当な痛みを伴うのであろうという想像にぎゅっと目を伏せ下唇を噛む。

「そんなに身体を強張らせないでくれ。」

マヤの両足を自分の肩に担ぎ、右手はしっかりとマヤの手を握り、左手はマヤの顔と髪を撫でながら、ゆっくりと身体を沈めていく。
やがて全てがおさまるとあまり痛みを感じさせないように、いたわるようにゆっくりと腰を動かしていく。
右手を握り締めるマヤの指の強さから、相当な痛みなのだろう、ということは想像は出来ても、こればかりは真澄もどうしてやることも出来ない。
はじめはゆっくり優しく動かしていた腰を、マヤの締め付けに耐えられずだんだんと、無意識に速度が上がっていってしまう。

「・・・っッッッ。」

真っ白なシーツの上には、マヤの無垢を証明するかのように真っ赤な痕跡が所々に咲いている。
そんなマヤの様子が目の端に映っていることは確認しても、ここまで来てしまった体の昂ぶりを沈静させることなど、無理に等しかった。

「マヤ・・・」

そう呟くと、一気に腰を動かしてマヤを攻め立てた。
部屋には、お互いの交ざりあう音と、そして甘い『ESCAPE』の香りが交ざりあって充満している。
鋭くその突きたてられる真澄自身に、マヤは痛みはもちろん感じていたのだが、その向こう側にあるくるくると、いろいろな光が交じり合う世界がうっすらと見え始めた。
マヤの中で、真澄自身が一層大きく膨れ上がる。
その時、熱い何かがマヤの奥へと注ぎ込まれた。その何かをマヤの中心がまるで喉を鳴らすかのように飲み込んでいく。

パタリと、マヤの胸へ真澄が顔を埋める。
その柔らかな髪の毛を、マヤは優しく指で梳いていく。
暫くそうしていたが、ふと真澄が身を起こしマヤの唇に軽い口付けを贈り、首の下へ左腕を潜らせるとマヤの右側へと体をずらした。





「なぁ、マヤ・・・。」

天井を見つめながら真澄はマヤに話し掛けると

「・・・ん?なぁに、速水さん?」

甘い微笑を浮かべてマヤは答えてくる。
そんなマヤの顔に、真澄も微笑返し、きゅっと体を抱き寄せると

「その香水・・・やっぱりキミに似合ってるな。」

と、耳元へ軽く口付ける。
マヤは、少し得意気な顔になり右の人差し指で鼻の下を悪戯っ子のように擦ると

「もちろん!だって、紫のバラの人が私にって、選んでくれた香水だもん!!」

と、この上なく幸せそうな顔で真澄を見上げる。

― もう、迷わない。

真澄は体を起こして、ベットサイドへと腰をかけマヤに背を向けると

「こうなる前に言うべきだったが・・・その紫のバラの人が、もしも・・・」

やはり、そこまで言って言葉が喉に詰まってしまう。

その時。
後ろからシーツを体に巻きつけたマヤが、真澄の背後からふわっと抱きつき

「そう、その紫のバラの人が例え、速水さん、あなただとしても。私の感謝の気持ち、そしてあなたを好きでいる気持ちに何の変わりも無いわ。」

と、真澄の首筋に頬を寄せた。

― ああ、今、オレは夢を見てるんじゃないだろうな?
『ESCAPE』という名の香水が見せた現実逃避な幻・・・。
夢ならば、幻影ならば、このまま覚めないでくれ。
このまま夢が覚めないでいてくれるのならば、今度のマヤの舞台が終わるとき、手にいっぱいの紫のバラを抱え彼女へと捧げよう。
自分自身の手で。
そして、胸を張って彼女に告げよう。

「オレがキミを誰よりも愛している、紫のバラの人だ。」と。

そんなことを、ぼんやりと考えていると、急に

「ねぇ、速水さん。」

ころころと転がるような心地よい声で、マヤがオレの耳元に問い掛ける。

「ん?なんだ?」

マヤはオレの頬に後ろから、自分の頬を摺り寄せるとまるで悪戯を企んでいる子供みたいに内緒話をするかのよう、囁く。

「一緒にこのまま私と、『ESCAPE』してくれる?」

そんなマヤの言葉に、真澄は左手でマヤの頭をぎゅっと抱き寄せ、もっと頬を密着させてその温かさを感じながら目を閉じ、答える。



「チビちゃんとなら、何処へでも『ESCAPE』するさ。」


1.9.2003


<Fin>









□coccoさんより、あとがき□
作文時間2日間(正月ボケの酔っ払いのまま)久々の妄想とムボーなことを、やっちまいました。
くらだない駄文にお付き合いいただいた心優しい皆様方そして杏子様・・・ありがとうございます。新年早々お目汚し、スミマセヌ。
さぁ皆様!マヤちゃんと真澄様、そして素敵な管理人杏子様と、一緒に日常の生活を忘れ、ガラカメの世界へ『ESCAPE』いたしましょう♪
という気持ちを込めて(え?こもってない?そりゃ失礼。)書かせていただきました。
最後に・・・杏子ちゃん、サイト開設オメデトウゴザイマス!!ワタクシも、一緒に楽しませていただきます☆
cocco 






□杏子コメント□
杏子のサイトオープンにあわせてcoccoちゃんが超スピードで妄想してくれました!!サイト名決めた次の日にはもう一話出来てたという…。(白目感謝!!) いやぁ、それにしても、こりゃまた濃厚な世界で、杏子感激!こりゃ、ESCAPEの地下組織結成も間近か?! coccoちゃん本当に!本当に!!ありがとうございました!!

杏子感激のあまり、壁紙手作り。お話作る以上に真剣になってしまった…。
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